2017/10/12 芸術学部音楽学科 お知らせ

ダネル弦楽四重奏団をゲストに迎え公開講座を開催しました


9月26日大谷記念ホールにて公開講座「室内楽の極み」を実施しました。
はじめに谷本聡子教授から、様々なアンサンブル編成がある中で「なぜ弦楽四重奏が室内楽の極みなのか」その魅力について説明。その後ゲストとしてダネル弦楽四重奏団が登場。弦楽四重奏の歴史について、解説を加えながら生の演奏で辿り、ベートーヴェンが生涯に渡って取り組んだ弦楽四重奏曲の真髄に迫りました。
めったに聴くことができない「音で紐解く」レクチャーに、200名以上の聴衆は時間を忘れて惹きこまれました。
後半は、コンサート形式で、ベートーヴェン、ドビュッシー、ヴァインベルクのカルテットの演奏があり、ダネル弦楽四重奏団の熱い演奏を堪能。初体験した方々からも開眼の声が寄せられました。

○聴講した学生たちの声

「弦楽器ならではの音楽の運び方や音楽への意志、休符の感じ方、正確な音程、豊かな音色、室内楽においての周りとの合わせ方などを始め、他にもたくさん学ぶことができました。」

「合わせの仕方や弦楽器ならではのボーイングのことなど、耳でも目でも気付く事が沢山あり、室内楽基礎で学んでいる事の応用が見つけられました。」

「管楽器より自由に使える顔の表情の豊かさや演奏中の呼吸の音など、吹奏楽だけでは見たり感じたりすることのできない弦楽器ならではの『ステージでの演技』に感銘を受けました。」