吸収力と柔軟性を大切に。
高校2年生の時に美術大学への進学を志しましたが、高校では美術部もなく、地方なので予備校にも通えず、地元の画家の先生に個人的に指導してもらっていました。入学時はほぼ未経験のまま。自分よりたくさん上手な人がいる環境だからこそ、いろいろな人の表現方法を吸収して自分の描画力につなげていきました。日本画や版画など他分野にも触れることで、自分は油彩がやりたいと改めて実感していきました。
仕事と制作のバランス。
卒業してからも自分の制作時間を確実にとるために、土日祝日休みの金融機関の仕事を選びました。大学時代の学びとは正反対の仕事だとは思いますが、大学での授業、先生や友人など多くの価値観にふれたことで、どんな環境や考え方でも柔軟に対応する力がつきました。仕事終わりや休日に、地元平取町の廃校を利用したアトリエを借りて制作活動をつづけ、個展やグループ展を開催しています。これからも仕事と制作を両立していきたいです。
（左：学生時代の作品「煇に沈む」）
2022年度（2023年3月卒業生)
就職率
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