2023/11/01 大学全般 / 社会学部地域社会学科 更新情報

地域社会学科 2023年度ビブリオバトルを開催しました

2023年10月23日(月)に、学科恒例行事となった基礎ゼミ1年生のビブリオバトルを合同ゼミの時間に開催しました。

ビブリオバトルとは、自分で選んで読んだ本の面白さを紹介しあう書評ゲームのことです。司会進行の役割も1年生自身がボランティアで運営しています。各ゼミ予選を勝ち抜いた代表者8名それぞれの発表後にディスカッションを行い、最後にどの本を読みたくなったかを投票してもらって最多票を集めた本をチャンプ本として選出しました。

学生たちの発表は、どれも個性に溢れ聴衆を惹きつけました。発表後のディスカッションでは、質問者からの問いかけに発表者が応答するかたちで、本の内容や発表の論点について深く掘り下げていきました。
投票の結果は以下のとおりです。

1位 菊地羅以さん 『砂漠』伊坂幸太郎 著
2位 杉本愛音さん 『私が大好きな小説家を殺すまで』斜線堂有紀 著
3位 石本侑悟さん 『きらきらし』宮田愛萌 著

実は1位(チャンプ本)に選ばれた菊地羅以さんは、体調不良で当日欠席した代表者のピンチヒッターでした。準備の時間が十分に取れなかったにも関わらず、伊坂幸太郎の小説『砂漠』の魅力を堂々と語ってくれました。少し昔(90年代?)の大学生の青春を描いた本作。菊地さんの発表で紹介された、不可能と言われていること(「砂漠に雪を降らす」)に対峙しようとする登場人物の姿は、いま現在大学に通っている学生たちにとっても「気になる存在」として映っているのかもしれません。