地域社会学科2025年度ビブリオバトルを開催しました
2025年12月22日(月)に、学科の恒例行事となった基礎ゼミ1年生のビブリオバトルを開催しました(全ゼミ合同)。
ビブリオバトルとは、自分が選んだ本の面白さを紹介しあう書評ゲームのことです。各ゼミ予選を勝ち抜いた代表者9名がそれぞれ発表した後に、学生たちを中心にディスカッションを行いました。最後に、どの本を読みたくなったかを投票し、最多票を集めた本を選出しました。
なお、発表者や聴衆だけでなく、司会・タイムキーパー・マイク係もボランティアという形で学生自身が担当しています。
学生が主体となる大きなイベントは初めてだったということもあり、最初はソワソワした空気が感じられましたが、時間の経過とともに、発表者や質問者がリラックスして自由に発言できるようになっていったのが印象的でした。
投票の結果は以下のとおりです。
1位(最優秀賞) 奈良岡 宏紀さん 『バスカヴィル家の犬』(コナン・ドイル著、延原謙訳)
2位(優秀賞) 伊藤 瑠奈さん 『おしまいのデート』(瀬尾まいこ著)
3位(優秀賞) 福島 煌さん 『ハーバードの人生を変える授業』(タル・ベン・シャハー著、成瀬まゆみ訳)
今回のビブリオバトルでは、その本を読んで伝えたいと感じたポイントを明確にして話そうとした発表者が多かったと感じました。話の組み立てもしっかりしており、入念に準備をして当日のバトルに臨んだことが伺えました。
発表で十分に掘り下げられなかった内容を詳しく引き出す質問が多かったことにも感銘を受けました。
本の購入や読書、発表準備、ゼミごとの予選など、ビブリオバトル開催までのプロセスを通じてゼミ生たちが学んだことは決して少なくないはずです。ここで終わりにせず、これまでに得たことを今後の学びにつなげていってほしいと思います。



