学科長挨拶

  • 芸術学部美術学科学科長今義典教授
    芸術学部 美術学科 学科長
    今 義典 教授

    美術の可能性。

    札幌大谷大学美術学科が短期大学から4年制大学に改組し、8年目を迎えました。
    古き良き伝統を継承しながらも、時代の趨勢にあった教育を理念に掲げているのが、本学美術学科の特徴です。

    造形表現領域では、絵画・立体という学科の屋台骨を支える分野を配し、力強い作品群を世に送り出し、その成果は広く知られるところであります。メディア表現領域は“人のために役立つデザイン・情報”を理念に掲げ、未来を拓くためのメディア表現を学びながら、産学連携プロジェクト・地域連携各種イベントの企画などに力を注いでおります。また、私たち教員が何より力を入れるのは普段の授業です。特に近年では芸術学部の枠を超え、社会学部の開講科目も履修できるよう「自由科目」を設け、一般教養が更なる拡張性と奥行きが備わるよう改定しました。

    オペラ制作演習、舞台美術演習、映像制作演習といった学部共通科目は、総合芸術としての舞台公演や映画制作などを行う科目で、今年で8回目の公演を迎えます。殊に美術学科の教職課程に於いては特筆すべきところであり、北海道や札幌市の教員採用に目覚ましい実績をあげています。“美術の先生の免許がとれる大学から美術の先生になれる大学へ”をスローガンに掲げ、教壇に多くの卒業生を送っています。

    私は美術大学こそが多くの可能性を秘めている世界であると確信しています。といいますのも森羅万象すべてのものに形があり、そのどこかでアーティストやデザイナーの意思が宿っていると思うからです。身近にある家具や家電、ネットの世界ではWEBデザインが、食品では特にパッケージが重要となり、服飾、建築、ひいては都市設計に至るまで目につくものすべてに美大卒の先人がなんと数多く関わっていることでしょう。これからの日本をつくっていく若い力と共に、私たちもその礎を担うよう22世紀へ向け、ここ札幌から躍進していきます。

教育目標

芸術学部美術学科は、本学学則第1条第2項第2号に定める目的を達成するため、
以下を教育目標とする。

  1. 美術やデザインに関わる創作・教育・研究の各領域における多様な分野において、北海道ひいては我が国の芸術、文化の発展に寄与貢献する人材を育成する。
  2. 技術のみならず知識や教養を重視し、芸術・文化の普遍的価値に対する深い造詣をもった美術家、デザイナー、教育者、研究者らを育成する。

3つのポリシー

ディプロマ・ポリシー卒業の認定に関する方針

  1. 主体的に自己表現を具現化し、技術向上のため継続的に自己研鑽を積み重ねることができます。(自律性)
  2. 現代社会の多様な問題について考察し、美術を通じ問題解決を図ることができます。(課題発見・社会貢献性)
  3. 西洋及び日本の芸術・文化や伝統の普遍的価値を理解し、異なる価値観や個性を受容し、他者を尊重し協力し合うことができます。(協調性)
  4. コミュニケーション能力や課題解決能力など、卒業後の社会で求められる汎用的なスキルを身につけ、ニーズに応じて活用することができます。(基礎的汎用的スキル)
  5. 4年間で修得した専門的な知識やスキルを、実社会のニーズに応じて活用することができます。(知識活用)

カリキュラム・ポリシー教育課程の編成及び
実施に関する方針

教育内容・方法

  1. 建学の精神を学び、自己と他者の命を尊重し、豊かな情操を身につけ、知徳の陶冶をはかります。
  2. 社会に対する広い視野を持ち、多様な価値観に配慮できる豊かな人間性を身につけるために全学共通科目を配置します。特に、伝える力を中核とするコミュニケーション能力の育成のため、全学共通の初年次教育科目を配置します。また自らの専門領域を深く学ぶと同時に、様々な領域への理解を深めるために、副専攻制度を配置します。さらに社会人として生き抜く実践力を育成するために、キャリア支援科目を配置します。
  3. 1年次は美術のみならず社会に対する視野を広げ、芸術文化の諸分野において共有される創造性の基盤となる態度を身につけるため大学共通科目を配置し、また芸術の基礎的な態度を養うために学部共通科目を配置します。
  4. 2年次は社会的文脈の中で美術・デザインへの知識を深めます。多様な造形・メディア表現の基礎的技術を身につけ、美術・デザインの基礎教養と基礎能力の定着を図るため、芸術学部美術学科専門科目を配置します。
  5. 3年次は、これまで修得した知識と技術を統合させながら、美術家、デザイナー、クリエーター、研究者、教育者などの自己像の形成を図り、かつ職業人として必要なコミュニケーション力を身につけるため、芸術学部美術学科専攻科目を配置します。
  6. 4年次の卒業制作では、自己のテーマに向き合い、問題を発見・解決をしながら、独創的かつ柔軟に取り組める実践力を身につけることを最終目標とし、ディプロマ・ポリシーに沿った社会に求められる素養を身につけます。
  7. 美術の専門的知識の修得に加え、実践的なスキルを育成するために、少人数制を基本とし、コミュニケーションを重視ししながら授業及び授業外において、専門的な修学のための支援を行います。
  8. 学生の技術の進度や資質に応じて課題を設定し、学生個別に一貫した指導を行います。授業以外の活動として、展覧会への出品やインターンシップ、ボランティア活動など、大学での学修内容と実社会とのつながりを認識する機会を提供します。

アドミッション・ポリシー入学者の受入れに関する方針

  1. 高等学校の幅広い学習内容を習得し、美術学科において学修を継続することに強い意欲を持っていること。
  2. 社会に目を向ける広い視野を有し、美術を通して社会に貢献しようという目的意識を持っていること。
  3. 多様な文化・価値観を受け入れる柔軟な精神を有していること。
  4. 高等学校で履修した教科科目のうち、国語総合(現代文)において本学での履修に必要な学力を有しており、鉛筆デッサンなどの美術の基本的なスキルを有していること。

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主な就職先" おおたにの美術。"/ OTANI