学科長挨拶

  • 芸術学部美術学科学科長今義典教授
    芸術学部 美術学科 学科長
    平向 功一 教授

    今、なぜ「美術」なのか。

    1964年に札幌大谷短期大学美術科が誕生して今年で56年目。2012年に4年制に改組、芸術学部美術学科として9年目を迎えました。美術学科では、伝統を継承しながらも時代の趨勢にあった教育を理念に掲げながら常に進化を遂げてきました。昨年は新たにファッション・デジタルファブリケーション専攻を新設。グラフィック専攻にイラストを、情報デザイン専攻にプロダクトデザインを新たに加えました。

    造形表現領域では自由で幅広い表現を追求、道内外の展覧会などで成果を出し、メディア表現領域では人のために役立つデザインを理念に掲げ、未来を拓くためのメディア表現を学びながら地域連携や各種イベントの企画などに積極的にかかわっています。
    また、芸術学部として音楽学科とのオペラ制作演習、舞台美術演習、映像制作演習といった学部共通科目では、総合芸術を学ぶ場として各学科が刺激し合いながらその質を高めています。
    さらに、教職課程においては着実に実績をあげており、北海道や札幌市の美術教員として多くの卒業生が教壇に立っています。

    このように美術やデザインにかかわる創作・教育・研究において深い知識と幅広い技術、教養を持ち、芸術、文化の発展に寄与する美術家、デザイナー、教育者、研究者らを育成することを目的に芸術教育を行っています。
    今、IoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、さまざまな知識や情報が共有され、今までにない新たな価値を生み出すことで、さまざまな課題や困難を克服できる社会「Society5.0」へ生まれ変わろうとしています。

    AI(人工知能)により、必要な情報が必要な時に提供されるようになり、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差など、多くの課題に応用されていくと考えられています。このAIが普及する未来型の社会を作り出すには「企画発想力や創造性」と「チャレンジ精神や主体性、行動力、洞察力などの人間的資質」が必要な能力とされており、これまで以上に社会の中で美術の重要性が高まっています。

    4年間で培った創造性を基盤とした専門的知識やスキル、現代社会で求められる課題解決能力やコミュニケーション能力という「美術のチカラ」を蓄えた人材が、ここ札幌大谷大学から飛び立ち、創造的な未来を創り出していくことを願っています。

教育目標

芸術学部美術学科は、本学学則第1条第2項第2号に定める目的を達成するため、
以下を教育目標とする。

  1. 美術やデザインに関わる創作・教育・研究の各領域における多様な分野において、北海道ひいては我が国の芸術、文化の発展に寄与貢献する人材を育成する。
  2. 技術のみならず知識や教養を重視し、芸術・文化の普遍的価値に対する深い造詣をもった美術家、デザイナー、教育者、研究者らを育成する。

3つのポリシー

アドミッション・ポリシー入学者の受入れに関する方針

  1. 大学教育を通じて発展・向上させる能力

    芸術学部美術学科では、ファインアートやデザイン・メディア表現に関わる創作・教育・研究の各領域における分野において、北海道ひいては我が国の芸術・文化に寄与貢献できる人材の育成をめざしています。
    本学科ではとりわけ美術の専門教育を通し、手仕事の確かさを尊重し、作品が完成に至るまでの忍耐力や技術を磨き、表現の礎を築きます。デザイン・メディア系列の授業では時代趨勢に敏感であり、独自の美意識とオリジナリティを発展、向上させていく能力を養います。
    また、他学科との共同制作を通し、公共性と協調性を持ちながら課題を解決していく能力など、卒業後の社会で求められるさまざまな状況に対応できる才能を育みます。
  2. 入学者に求める能力

    [知識・技能]
    創造性豊かな芸術活動や社会貢献を果たすための要素として、高等学校での幅広い学習内容を習得していること。
    国内外の芸術や文化に関する知識や関心があり、同時に美術のみならず、現代社会に目を向ける幅広い視野を有していること。

    [思考力・判断力・表現力]
    たゆまなく変化し続ける美術やデザインの役割について考え、適宜判断し、その中で自身が果たすべき役目を考え、的確に表現できること。

    [主体性・多様性・協働性]
    異なった文化に寛容で、さまざまな価値観・時代感覚を受け入れる柔軟な感性を有していること。
    他者とのコミュニケーションを尊び、公共性と協調性を持ちながら課題を解決していくことができること。

カリキュラム・ポリシー教育課程の編成及び
実施に関する方針

  1. 建学の精神を学び、自己と他者の命を尊重し、豊かな情操を身につけ、知徳の陶冶を図ります。
  2. 社会に対する広い視野を持ち、多様な価値観に配慮できる豊かな人間性を身につけるために全学共通科目を配置します。特に、伝える力を中核とするコミュニケーション能力の育成のため、全学共通の初年次教育科目を配置します。また、自らの専門領域を深く学ぶと同時に、さまざまな領域への理解を深めるために、副専攻制度を配置します。さらに社会人として生き抜く実践力を育成するために、キャリア支援科目を配置します。
  3. 1年次は美術のみならず社会に対する視野を広げ、芸術文化の諸分野において共有される創造性の基盤となる態度を身につけるため大学共通科目を配置し、また芸術の基礎的な態度を養うために学部共通科目を配置します。
  4. 2年次は社会的文脈の中で美術・デザインへの知識を深めます。多様な造形・メディア表現の基礎的技術を身につけ、美術・デザインの基礎教養と基礎能力の定着を図るため、芸術学部美術学科専門科目を配置します。
  5. 3年次は、これまで修得した知識と技術を統合させながら、美術家、デザイナー、クリエーター、研究者、教育者などの自己像の形成を図り、かつ職業人として必要なコミュニケーション力を身につけるため、芸術学部美術学科専攻科目を配置します。
  6. 4年次の卒業制作では、自己のテーマに向き合い、問題を発見・解決をしながら、独創的かつ柔軟に取り組める実践力を身につけることを最終目標とし、ディプロマ・ポリシーに沿った社会に求められる素養を身につけます。
  7. 美術の専門的知識の修得に加え、実践的なスキルを育成するために、少人数制を基本とし、コミュニケーションを重視ししながら授業及び授業外において、専門的な修学のための支援を行います。
  8. 学生の技術の進度や資質に応じて課題を設定し、学生個別に一貫した指導を行います。授業以外の活動として、展覧会への出品やインターンシップ、ボランティア活動など、大学での学修内容と実社会とのつながりを認識する機会を提供します。

ディプロマ・ポリシー卒業の認定に関する方針

  1. 主体的に自己表現を具現化し、技術向上のため継続的に自己研鑽を積み重ねることができます。(自律性)
  2. 現代社会の多様な問題について考察し、美術を通じ問題解決を図ることができます。(課題発見・社会貢献性)
  3. 西洋及び日本の芸術・文化や伝統の普遍的価値を理解し、異なる価値観や個性を受容し、他者を尊重し協力し合うことができます。(協調性)
  4. コミュニケーション能力や課題解決能力など、卒業後の社会で求められる汎用的なスキルを身につけ、ニーズに応じて活用することができます。(基礎的汎用的スキル)
  5. 4年間で修得した専門的な知識やスキルを、実社会のニーズに応じて活用することができます。(知識活用)

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