4年間の流れ
1・2年次
1・2年次は、主体的な学びの基盤づくりのために、地域社会学科の学生全員が2年間共通テキストを使い、
読解力・要約力、レジュメやレポートの作成方法・発表方法などの基本的なスキルを習得します。
テキストを理解しまとめる力
論理的に考え分析する力


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岡部 敦 准教授
担当科目:「基礎演習」など文献を丁寧に読んで、その内容をまとめ、他者に伝えることを通して、大学での学びの基礎的なスキルを身につけることを第一の狙いとしています。同時に、担任が週に1度学生と顔を合わせて、日頃の学生生活の様子などを聞き取ったり、就学上の悩みなどについて話を聞いたりします。必要に応じて、個別に話を聞く時間をとったりしています。
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3・4年次
3・4年次は、さらに学びを深め、事実と意見を整理する力を養います。
地域社会に関連する8つの個別テーマの中から、興味関心のあるものを選定し
個人単位で、またグループ単位で研究レポートを完成させます。
地域の問題・課題を発見する力
課題を共同で研究する力



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藤田 海斗 さん(4年)
平岡ゼミ
札幌大谷高等学校出身私が所属する平岡ゼミでは、ミクロ経済学の基本を学んでいます。難しい内容ではなく、社会に出た時に最低限知っておかなければならない内容のため、基礎知識から始まりました。特長は3年次から卒業論文作成に取り組んでいることです。論文指導はマンツーマンの個人指導です。先生とのQ&Aを通して、コミュニケーション力をはじめとした社会人基礎力が鍛えられます。少人数制のゼミなので、先生が親身になって協力してくれるところが良く、ゼミメンバー全員が先生を信頼しています。
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多様なゼミナール
少人数のゼミ編成と担任制度で、
丁寧な指導。
学生生活の相談から、
就職活動のサポートまで。
ひとりの教員が担任する学生は10人程度。学生と教員の距離が近いことで、
学びの方向性を確認し合いながら4年間を過ごします。
自分の考えを積極的に発言する力
自分と違う考えを理解し尊重する力
意見を交換しみんなで
問題を掘り下げる力
ゼミのテーマ
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観光
森 雅人 教授
コミュニティをテーマに都市、福祉、環境、観光、公共政策など多面的な視点から掘り下げます。2014年度からは八雲町熊石地区の地域づくりに取り組んでいます。相手の考えを尊重しながら目的を達成するプロセスを体験しましょう。
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ソーシャルビジネス
太田 稔 講師
経営学を中心に社会的課題の解決を支えるソーシャルビジネスをテーマにします。社会のニーズは何か?地域社会に必要な商品やサービスをどのように生み出すのか?北海道だからこそ深められる研究課題を見つけ、一緒に卒業論文に取り組みます。
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地域福祉
西浦 功 教授
札幌市といえば都会で便利なイメージがありますが、日々の買物や通院にさえ支障をきたす高齢者の方が少なくありません。こうした問題を解決するためには、どのような地域の「つながり」が必要でしょうか。学外でのフィールドワーク調査を通じて、地域の協力関係を築き、発展させる方法を探ります。
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法
佐藤 弘直 准教授
民法や消費者契約法を、大学生においても身近なケーススタディから学びます。学んでもらいたいのは、消費者からの視点で考えること。消費者の心理をつかんでおくことは、将来、ビジネスパーソンとなったときにも、必ず役に立ちます。
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コミュニケーション
西脇 裕之 教授
わかりあうだけではないコミュニケーションの多様な側面を取り上げます。地元の商店街の調査やイベントの手伝いをしながら、地域資源を地域の人々の交流を促進するメディアとして位置づけ、その歴史や利用の実態、活用について研究しています。
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生活経済
平岡 祥孝 教授
日常生活を経済学の視点から分析。消費生活、食生活、仕事生活などを取り上げながら、経済学の基本的な考え方を修得します。時事問題や生活関連の新聞記事も活用していきます。また卒業論文作成に時間をかけることを重視しながら、個人指導で丁寧に指導していきます。
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社会連携
山下 成治 教授
テーマは「社会との連携」です。地域の人の活動を通じて、その地域が維持されています。新しいメンバーが参入すれば地域活動は動的に変化し、得られる成果も変わります。ゼミでは地域活動に積極的に参与し、当該地域の新たなメンバーとして若者の活動力を吹き込みます。その協働の化学反応から「社会の実相」に迫ることがゼミ活動の目的です。
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地域メディアと社会基盤
梶井 祥子 教授
人口減少期を迎えた地域社会のなかで、人々の〈つながり〉に着目します。「ソーシャルキャピタル」をキーワードに、個人と家族、地域社会の相互作用を考えていきます。コミュニティFMの番組づくりを通して、地域への発信活動も実践します。
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ピックアップゼミナール
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コミュニティFM番組の企画・放送
「地域メディアと社会基盤」ゼミ 梶井 祥子 教授地域社会の人々をつなげるための社会基盤について、さまざまな角度から考えていきます。家族や学校、近所の人々との地縁的なつながり。あるいはボランティア、お祭り、子ども食堂などの多彩な活動を通してのつながり。さて、大学生はどのように地域社会とかかわっていくのでしょうか。かかわることで何を学ぶのでしょうか。コミュニティFMは、地域コミュニティのなかで重要な役割を担っています。私たちは、毎月60分間の放送を自分たちで企画・放送していきます。大学での学びをコミュニティFMから発信していくことで、実践的な経験を深め、地域の人々との交流もひろげていきます。自由な発想を駆使して、伝えることの楽しさや難しさを理解していきたいと思います。社会の〈つながり〉を知る手がかりになるはずです。
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北海道八雲町でのフィールドワーク
「観光」ゼミ 森 雅人 教授観光まちづくりの視点から、北海道の中山間地域を対象としたフィールドワークを行っています。演習では地域を理解するための知識や方法論を学び、夏休みを利用して現地入りしています。同一地域で継続的にフィールドワークを展開することで、観光振興に活用可能な資源の発掘、食文化に焦点を当てた商品開発、実務を支えるプラットフォームの構築へと研究を昇華させてきました。2014年からは北海道八雲町で活動しており、実際に町の人たちに対して調査を行い、地域活性化案を作成したり、それを役場へ提案をしたりと実践的な学びにつながっています。フィールドワークは、客観的に自己を見つめ直すうえで有意義な活動だと思います。